行政書士資格
長引く不況の中、就職口も狭き門になってます。少しでも有利にするためにも資格摂取に注目が集まってます。その中で、行政書士という職業が一般的に広まったのは原作田島隆、作画東風孝広によるマンガ「カバチタレ!」が週刊モーニングで連載され、大ヒットにより連続ドラマ化され、更に爆発的人気になったことが背景として挙げられます。行政書士の資格は行政書士法にその根拠を持つ国家資格ですが、「カバチタレ!」のヒットによって、受験生の数は飛躍的に増加しました。「カバチタレ!」は故青木雄二の監修でも知られていますが、同様に大ヒットを飛ばした青木雄二の「ナニワ金融道」では、消費者金融という仕事の内容を一般に普及させることに成功させています。国家資格でもある行政書士とは、行政機関に提出する許認可申請書類など、あるいは契約書・遺言書といった「権利義務、事実証明に関する書類」を行政書士法に基づいて作成・代理を行うなど法律事務を業とし、またはその資格制度自体を指します。コスモスの花弁の中に篆書体の「行」の字がデザインしたものがシンボルマークとして、行政書士のバッチなどに使用されています。
今はマンガなどのメディアは、現実にも強い影響を与える媒体となっています。「カバチタレ!」は弱者を法律という武器で救う熱血行政書士事務所職員の物語で、近年の法律職ブーム自体の大きな火付け役になりました。マンガがヒットする以前、弁護士などといった職業と比較しても行政書士や司法書士、あるいは社会保険労務士といった隣接法律職はマイナーな存在でしたが、一気に注目を浴びることになったのです。本作品は単なる娯楽的要素だけではなく、実用書としても非常に人気が高い完成度を誇っています。もちろんあくまでマンガ作品ですので、特化されたノンフィクションのストーリーの展開に合わせ、実在の法律を適用しているので、素人が読めばリアリティ溢れるように思えても、専門的には現実に作中の法律解釈を現実に使うのは簡単ではないケースも多くあります。実際、行政書士本来の業務はほとんど描かれず、ストーリー重視の漫画的手法により、儲けが出ないケースや実費負担が多過ぎる、といった専門家から突っ込まれやすい部分が多いのは確かですが、それまで脚光を浴びることのなかった行政書士という職業を一般に普及させた功績は大きいと言えるでしょう。今までは弁護士ばかりが花形職業としてスポットライトを浴び続けていました。同時に弁護士の中でも橋本弁護士といった、テレビなどのメディアで活躍する人気弁護士が増えたことで、相乗的に法律界に人々の関心がここ最近で急激に集まっています。このような状況を考えると勘の良い受験生の方は合格率が「下がった」つまり難しくなってきているのではと想像されていると思います。